第11回 愛知県立芸術大学美術学部デザイン科OBOG展

１１th APUA 第11回愛知県立芸術大学　美術学部　デザイン科OBOG展に寄せて

愛知県立芸術大学、１９６６年に大学は開校し、今年で５８年が経とうとしている。
キャンパスが在る辺り一帯は静かな農村地帯で、戦国時代に小牧長久手の古戦場であった。
２００５年には愛知万博（愛・地球博）が「自然の叡智」をテーマに開催された、長久手市の丘陵地に立ち、丘陵は幾重にも連なりながら、遠くには木曽の山並みが美しく眺められる。
この目の前に開かれた丘陵の一角に建築科　吉村順三はキャンパスを設計した。
「若い人たちに、人間と建築とが本当の意味でどういう関係にあるかとところを勉強してもらいたいというのが、私の願いである。」
自分の居場所があること、創作に没頭できること、初代学長　上野直明氏が残した言葉「直指天」のままに、愛知県立芸術大学は時間を貯めながら未来に向かっている。
今年も大阪にそんなキャンパスで育まれたOBOGが集った。　11th APUAをお楽しみください。

２０２４年５月２日　９期　SD専攻　　橋詰仁